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結論から言います。保育園看護師は「夜勤なしで子どもの健康を守る仕事」であると同時に、日々の中身は保育士とほぼ同じ、という園が少なくありません。医療の手技はほとんど使わない代わりに、園に看護職はあなた1人、という環境になりがちです。ここを先に知っておくかどうかで、入ってからの納得感がまるで変わります。

最初に正直に書きます。私はこの現場で働いた経験はありません。私自身は病棟や訪問看護、居宅介護の事業所を回ってきた人間で、保育園に勤めたことはないのです。ですのでこの記事は、①公的統計や各メディアで調べた事実、②保育園へ進んだ看護師仲間から見聞きしたこと、③採用や面接で人のキャリアを見てきた立場、この3つで書きます。一人称の武勇伝は語れませんが、そのぶんフラットに整理します。

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まず3タイプに分けて考える

「保育園看護師」とひとくくりにされますが、実務は主に3つに分かれます。ここを混同すると求人選びを間違えます。

タイプ 主な役割 特徴
認可保育園 健康管理+保育補助 1園に1名配置が多い。保育補助の比重が大きい
企業主導型 認可に準じる 内閣府所管の認可外。看護師配置で助成がつくため求人はある(制度詳細は要確認)
病児保育室 体調不良児のケア中心 医療的ケアの比重が相対的に高く、保護者対応が濃い

どんな仕事か

認可保育園では、登園時の健康チェックや日中の体調観察が土台になります。0歳児は自分で不調を訴えられないので、変化に気づく観察力が要になるとされます。けが・発熱・急変への応急対応、受診や保護者連絡の判断もありますが、採血・注射・点滴といった手技の出番はほぼありません。ほかに預かり薬の与薬管理、健診補助、アレルギーや感染症対応、午睡時の呼吸チェック(SIDS対策)、保健だより作成など。そして散歩の同行や0歳児クラスのミルク・おむつ交換といった保育補助が日常の大半を占める園が多い、と体験談では語られています。

病児保育室は軸が変わります。健康観察、体調変化への対応(クーリング・水分補給・医師への報告)、食事介助やオムツ交換、保護者への状態報告と助言、感染症対策。1〜2名体制が多く、責任が集中しやすいとされます。

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働き方(夜勤・休み・オンコール)

どちらも基本は日勤中心で夜勤はなし、というのが一般的です。開園時間に合わせた勤務で、土日休みに近い園が多い(土曜開所の園もあり要確認)。生活リズムを整えやすいのは大きな利点です。運動会や遠足に救護で帯同することはあります。制度面では、2023年(令和5年)4月以降、全ての保育所で看護師等を1人に限り保育士とみなすことが可能になり、その後の省令改正で乳児の在籍人数要件も撤廃されました。つまり制度上も看護師が保育の担い手として組み込まれている——これが後述する線引きの曖昧さの背景です(運用は自治体差あり、要確認)。

給与の傾向

数字はあくまで目安として読んでください。厚労省の経営実態調査(令和6年度)をメディアが引用した値では、常勤看護師が私立で約37万5,766円、公立で約45万4,921円(いずれも月額・賞与込み)、非常勤が私立で約25万420円、公立で約23万4,907円とされます。年収に単純換算すると常勤でおおむね年450〜545万円程度、非常勤で年276〜300万円程度が目安。病児保育は民間メディアで年350〜450万円程度という記載がありますが、公的裏付けはなく要確認です。看護師全体の平均は約524.7万円(令和7年公表値)とされ、傾向として保育園看護師は病院と同水準〜やや低めになりやすい。夜勤手当や危険手当が乗りにくく、給与体系が保育士寄りになりやすいためとされます。

向いている人・しんどい面

子どもが好きで、成長を見守ることに関心を持てる人。医療行為が少ないぶんブランク明けやママナースがリスタートしやすく、子育て経験が保護者対応で活きるので重宝される傾向があります。院内に相談相手がいないので、自分で調べて動ける自立性がある人が合います。

一方でしんどい面も正直に。園に看護職が1人だけで、悩みを同職種に相談できない孤独。保育補助との線引きが曖昧で「看護師としている意味を感じにくい」「掃除や雑用が自分に集まる」という声。与薬や救護の運用が園ごとにバラバラで腑に落ちないまま担うこと。手技の機会が乏しくスキルが鈍る不安。「すぐ辞める」「口出しが多い」といった偏見を持たれることもある、と指摘されます。「2人に1人が半年で辞める」という民間記述もありますが、これは体感ベースで公的裏付けはありません。ただ、知恵袋のベストアンサーにあったように、感染防止マニュアル整備や園内研修の企画で役割を自分から作っていく人が続いている、というのも本当のところです。ネガティブな検索語が並ぶのは事実ですが、それが実態そのものとは限りません。

資格や注意点

必要なのは看護師資格(准看護師可の求人もあり)。保育士資格は必須ではありませんが、あると配置や業務で有利になる場面があります。小児科経験は有利でも必須ではなく、経験より学ぶ意欲や子どもへの思いやりを重視する園もあるとされます。求人は1園1名で絶対数が少ないので、看護師特化と保育特化の両方の媒体、ハローワークや自治体サイトも併用し、エリアを広げて探すのが現実的です。

締めに

「思ってたのと違う」を避ける一番の近道は、応募前にその園の運用を具体的に確かめることです。与薬の手順、健診での役割、保育補助の割合——ここが園によって本当に違います。関心があれば、求人を扱うエージェント等で実際の条件を確認してみるとよいでしょう。
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なお、フーレジョブは職業紹介事業者ではありません。紹介や選考の調整は行っておらず、応募は各施設へ直接お願いします。この記事が、保育園という選択肢をフラットに見比べる材料になれば幸いです。

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