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看護師の転職について書かれた記事は、世の中にいくらでもあります。ただ、そのほとんどが「求人を紹介したい側」か「サイトに登録してほしい側」が書いたものです。私は逆の立場です。大阪南部で訪問看護ステーションと居宅介護の事業所を運営していて、実際に人を採用し、給与を決め、人件費に頭を悩ませている側です。看護師としては16年、介護ヘルパーから始めて病棟の三交代、市民病院の外来、訪問看護の立ち上げ、精神科訪問看護と歩いてきました。だからこそ書ける、「採る側から見ると各チャネルはどう見えているか」を、いいところも面倒なところも含めて正直に並べてみます。

先に言っておくと、どれが正解ということはありません。あなたが何を大事にするかで、使う道具が変わるだけです。

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1. ハローワーク

公的で無料、地元密着。柏原・八尾・藤井寺あたりの中小の事業所も、まず求人を出すならここです。地域の実在の職場が素直に並んでいる、という点では信頼できます。

弱点は、求人票の情報がどうしても薄いこと。月給の幅や休日数は書いてあっても、「実際のオンコールの頻度」「訪問件数のリアル」「人間関係の空気」までは読み取れません。ここは正直、入ってみないと分からない面が残ります。

採用する側の本音: ハローワーク経由の応募は、採用側にコストがかからないので歓迎はします。ただ、応募者側も情報が少ないまま来るので、面接で条件のすり合わせに時間をかける前提になります。気になることは遠慮なく全部聞いてくれる人ほど、入ってからのミスマッチが少ないです。

2. 地元の求人サイト(地域特化型)

フーレジョブのような、地域に絞った求人サイトです。柏原・八尾・松原あたりの職場が中心で、応募は事業所に直接届きます。

手前味噌にならないように中立に書きますが、地域特化サイトの利点は「通える範囲」で探せることです。看護師の転職で通勤時間は地味に効きます。加えて、直接応募は採用側に紹介手数料がかからないので、事業所としては「純粋にうちで働きたくて来てくれた人」として受け止めやすい。ここは事実として、応募のハードルが低く出やすい部分です。

弱点は、大手に比べて求人数の絶対数は少ないこと。選択肢を広く比べたい人には物足りないかもしれません。

採用する側の本音: 直接応募してくれる人には、こちらも構えずに向き合えます。ただ勘違いしないでほしいのは、地域サイトはあくまで「求人を見て、あなたが事業所へ直接応募する場所」であって、サイトが間に入って紹介したり選考を調整したりするわけではない、ということ。連絡も条件交渉も事業所と直接です。そこは手厚さより身軽さ、と捉えてください。

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3. 大手の求人サイト

全国区の大きな求人サイトは、とにかく数が多い。条件で絞り込んで一気に比較できるのは強みです。相場観をつかむだけでも一度は見る価値があります。

弱点は、全国型ゆえに地方の中小事業所の情報が埋もれがちなこと。大阪南部の小さな訪問看護ステーションは、掲載していても検索の海に沈みやすい。数の多さが、必ずしも「あなたに合う職場の多さ」にはならない点は頭に入れておいてください。

採用する側の本音: 掲載費がかかる媒体もあり、体力のある事業所ほど目立ちます。裏を返せば、掲載の派手さと働きやすさは必ずしも一致しません。求人の見栄えだけで判断しないほうがいいです。

4. 転職エージェント

担当者がついて、面談・条件交渉・面接の日程調整までしてくれます。ブランクがある人、初めての転職で何から手をつければいいか分からない人には、正直かなり心強い存在です。給与や休みの希望を、自分では言い出しにくいことも代わりに擦り合わせてくれます。手厚さは、ここが一番です。

ここで両面を正直に書きます。採用する側は、エージェント経由で採用が決まると、成功報酬を払います。相場として年収の2〜3割になることもあります。つまり事業所からすると、一人採るのに数十万円単位のコストが乗る。だから「そのコストを払ってでも採りたい」と思える人かどうかを、より慎重に見る面があります。これは応募者を値踏みしているというより、事業所側にそういう経済がある、という事実の話です。手厚さの裏にコストがある、と知っておくとフェアに使えます。

ブランク明けや初めての転職で、条件交渉を任せたい人には合っています。看護師専門の転職エージェントを使うなら、担当者との相性も含めて一度話してみるといいと思います。
看護師の求人・転職・募集なら【レバウェル看護】フーレジョブ | 大阪・柏原/八尾で看護師が転職するとき、選択肢を「採用する側の本音」で全部並べてみる

採用する側の本音: エージェント経由の方は情報が整理されて届くので、面接がスムーズです。ただ、条件面はエージェントを通すぶん、入職後に「聞いていた話と少し違う」が起きないよう、大事なこと(オンコール、件数、残業)は面接で自分の口でも確認してほしい。

5. 知人の紹介・直接応募

すでに働いている知り合いがいる職場への紹介や、気になる事業所への直接応募です。中の空気を事前に知れるので、ミスマッチが一番少ない入り方です。

弱点は、人が絡むぶん断りにくさが出ること。「紹介してもらった手前」で違和感を飲み込んでしまうと、あとがしんどい。合わないと思ったら断っていい、という前提を自分の中に持っておいてください。

採用する側の本音: 中を知って来てくれる人は定着しやすいので、正直ありがたいです。だからこそ、こちらも良いことばかり言わず、大変な部分も先に伝えるようにしています。あなたの側も、遠慮せず現場のリアルを聞いてください。

給与は「求人票の月給」だけで判断しない

どのチャネルを使うにしても、これだけは伝えたい。看護師の給与は、地域・事業所・オンコールの有無・訪問件数・取れている加算・常勤か非常勤かで大きく変わります。求人票の月給の数字が高くても、オンコール手当が込みだったり、件数ノルマが重かったりする。逆に基本給が控えめでも、働きやすくて長く続く職場もあります。額面の一点だけで比べず、「その金額の中身」を面接で分解して聞くのが、いちばん失敗しないやり方です。

締めに、採用する側から一言

繰り返しになりますが、どれが正解ということはありません。通勤の近さを取るのか、オンコールなしを取るのか、給与を取るのか、一緒に働く人を取るのか、働き方の自由を取るのか。あなたが何を大事にするかで、選ぶ道具は変わります。手厚さが欲しいならエージェント、身軽に地元で探すなら地域サイトやハローワーク、というふうに、目的から逆算して使い分ければいい。

採用する側として最後に本音を言うと、私たちが一番来てほしいのは「うちがどんな職場か、面倒がらずに確かめてくれる人」です。良い顔だけ見せてくる職場ほど、入ってから落差が出ます。だから、どのルートで応募するにしても、聞きにくいことこそ面接でぶつけてください。それに正直に答えられる事業所を選べたなら、そのチャネルはあなたにとって正解だった、ということです。

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